僕の家族
今日は何かあるかなと
ぼんやり公園を歩いていると
何処からともなくネコの鳴き声が聴こえる
周りを見渡し探してみると いた 黒猫の子猫だ
何だか元気がない様子
こんな時は餌だ
キャットフードを買ってきて与えてみると
あっという間に食べ終えて
僕の足元に擦り寄ってきた
抱きかかえてみるとゴロゴロと喉を鳴らして
気持ち良さそうにしている
カワイイ
これは連れて帰るしかないだろ
一緒に家路についた
家に着くなり最初にやったこと
それは カーテンに飛びついてぶら下がった
可笑しな奴だな
ところで一匹で寂しくないかな
やっぱり寂しいよな
という事でペットショップにやってきた
どの子にしようか
アイツは真っ黒だから真っ白な子にしよう
よし 決めた
とりあえずトイレと首輪だけ買って家に着いた
早速遊ばせてみると二匹は仲良さそうに
じゃれあっている
良かった 喧嘩しちゃダメだぞ
これでウチは3人家族になった
僕も寂しくなくなった
お前達には感謝だな
僕には本当の家族はもういない
だからコイツらだけが僕の家族だ
大事に育てるからね
それにしても二匹共
よく食べ
よく遊び
よく学び だな
うん とても良い事だ
なんだかんだで数年が過ぎた
早いものだな すっかり大人になったな
辛い時も
悲しい時も
楽しい時も
嬉しい時も
いつでもどんな時も側にいてくれた
これからもどうか僕を宜しく
僕も絶対お前達を離さない
いつまでも幸せでありますように