息詰まる日々に書いた詩 ロンタロー
息苦しいのは
何もマスクのせい
ばかりではないだろう
日々感じるこの息苦しさの
正体は何なのか
心が塞ぎ込むのは
何も梅雨時のせい
ばかりではないだろう
日々陥るこの憂鬱な感情の
正体は何なのか
年を重ねる程に
幾重にも容赦なく
重くのしかかる
逃れられない何か
しがらみに足を取られ
息詰まる日常を
漠然と過ごしては
誤魔化し諦めている
近くで鳩が鳴いていた
どこか呑気に聞こえる
そう聞こえるだけで
実際のところは
何処か遠くへ解き放たれたいと
切に願っているのだろうか
ふとそう感じたりもした