冷たさ
鈍い痛みが僕を襲う
時々のいつものように
行方知らずの想いが
頭の中でぐるぐる回り
ムカムカした胃で飲み込む
伝えたいのはこの痛みなのだろうか
幼稚な空想に僕は笑う
度々のいつものように
頭の中で勝手につくった君が
今の君と噛み合わなくて
ムカムカした胃から吐き出す
君に相応しいのは僕ではなかった
時の流れが
紛れもない真実を僕に突きつける
人前では無関心に振る舞う
あたかも冷たい人のように
君を通して大事にしたいのは
僕自身なのだと
大人の僕が諭す
何もかも投げやりにしてしまえと
子供の僕が戯れる
そう、伝えたいのはこの痛みなのだ
どこまでも子供な僕が
どこまでも美しいと思い
どこまでも愛したいと思った事実なのだ
二度と現れないかもしれない素直さなのだ
だけど
全てあなたには関係のない出来事
あなたを冷たい人だと思い
そんな僕をひとりでに呪うのだ
そして僕は無関心を装う
あたかも冷たい人のように