生命崇拝の讃歌 おこぜ
いいぞ、よく言った。それで十分だ!
死を探し歩くのは辞めなさい。死を悼みなさい。生を讃えなさい。
徒に死を唱えるのも辞めなさい。生気に満ちた赤ん坊を起こしてしまうから。
同情し、よく嘆きなさい。生けるもの、生きる意志を。より多くを生かし、唯の一つの死を、寧ろ哀しみなさい。
一つ一つの死体を秤に載せてはいけない。その行いは、酔い覚めの水としてはあまりにも冷たいから。
もしも、鼻を突く死の匂いを受けたなら、その場で叫び声を上げなさい。
それから、我らで狂乱状態になって騒ぎ立てよう。一つの死が受け止められてしまわないように。
死人よりもむしろ生者が叫ぼう。死人は口を聞けないのだから。
死の絨毯を我らが踏み上げようではないか。
そして、より多くの生を、我々の勝利と呼ぼう。生きてさえいればそれでいいじゃないか!