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スレッドNo.2899

紅葉の歌  おこぜ

秋が旬の幽霊は、蒼白な面持ちでこちらを見ている。
上半身だけが確認できる。
どうやら扉に挟まってしまったみたい。
解いてやると、ほっと息をついてから、急に紅くなる。
内気な幽霊は冷気をちらつかせて、何処かへと消えていった。

これが故郷の詩だそうだ。

編集・削除(編集済: 2023年10月17日 06:58)

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