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スレッドNo.298

"Siochain Shuthain"に思う  荻座利守

"Siochain Shuthain"
と題された曲を聴いた

アイルランド・ゲール語で
「永遠の平和」
といった意味らしい

どこかもの悲しい
旋律であった

なぜ平和の曲が
もの悲しいのだろうか

おそらくそれは
平和を想う心は
悲しみからしか
生まれないからなのだろう

外なるものでも
内なるものでも
平和は大元のところで
悲しみによって
支えられている

悲しみは
二度と立ち上がれなくなるほど
人の心を打ち砕いてしまう
こともあるが

遠く離れた人と人とを
強く結びつけることもある

誰もが悲しみを忌み
避けたいと思うだろう
それは当然のことだ

だが
平和を底から支え
人と人とを結びつける
悲しみには
それだけの力がある

心が打ち砕かれそうに
なったとき
その力への想いが
悲しみに耐える強さを
与えてくれるのではないか

もの悲しい旋律を聴いて
そんなことを考えた

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