MENU
939,724

スレッドNo.3002

評ですね。評ですね。10月27日〜30日ご投稿分


「小さな祐と…」上田一眞さん
上田さん、お待たせしました。今日は雨が降っています。
先日27度くらいまで気温が上がったのに、今日は寒いです。
そんな中、今回の私の評のスタートは上田さんのなんとも暖かい気持ちになる
作品でした。優しい時間がとても愛おしいですね。
日向の匂いも、海の匂いも、小さな人の柔らかい匂いもするような気がしました。
直すところはないと思いますし、これはもうこのまま大切にしていただきたい
作品です。愛でできた作品ですね。
佳作を。

「夏の終わりに」U.さん
U.さん、今朝の雨はとても静かでおしとやかです。お待たせしました。
夏が終わりましたね。この夏は暑かったから、秋の訪れが本当に愛おしかったです。
その秋の訪れをとても素敵な表現で展開されてますね。
空の青さ、アキアカネ、プールの鎖、栗の実、空気の妖精、そして、
枯れた草の匂い、と秋を寿ぐ気持ちが静かに綴られていました。
私とあなたの登場の仕方のバランスもいいですね。
二連をまず見直して欲しいのですが、
「空の青の青さ」は少し工夫してもいいかなと思います。
メールはメートルですね。
ここがちょっと残念でした。佳作一歩手前です。

「街を歩く」江里川丘砥さん
江里川さん、お待たせしました。私はこの評を書くときに必ず聞く
youtubeのクラッシックがあるのですが、この作品はとても今聴いている曲に
あっています。
とてもまっすぐに心に届く、心の近くに歩いてくるそんな作品ですね。
佳作です。少しおまけです。
これから何回か推敲を続けて欲しいですが、きっと書きたい気持ちに
背中を押されて、サラサラっと書かれた作品ではないかなと思っています。
そのまっすぐさに心を打たれます。
一つだけ、考えてみて欲しいのですが、十五連の「ぼくの町に」から始まる連ですが、
ここだけ、行の分け方に変化をつけてみてはどうかなと思います。
具体的に言うと、ここだけ行を長く取ってみる、と言う感じでしょうか。
ぼくの町に帰り着くと
月夜に照らしだされたいつもの町が
待っていた
とか、配分はご自身の匙加減ですが、そうすると、他の連との差別化が生まれて
リズムに変化がつきます。全体として、縦に長い(縦書きなら横に長い)作品で
淡々としているので、やってみてもいいかなと思いました。
江里川さん、14連がとにかく素晴らしかったです。

「アロエがくれたもの」まるまるさん
まるまるさん、こんにちは。お待たせしました。
タイトルにグッときました。ワクワクしてしまいます。
そしてその期待に裏切られず、最後まで拝見しました。
こちらは佳作です。まるまるさん、次回から少し厳しくなりますので、
ご承知おきくださいね。(段階的にハードルは上がっていきます)
ひと鉢のアロエが8つになって、それが減っていく過程も良いし、
その少し淋しく心細くなってしまった気持ちにも共感しました。
さらに、そこからの切り替えも上手でしたし、最終連はとっても効いています。
バランスがとても良かったですね。リズムもよし。
次回に向けては、主語を減らしていくこと、と、体言止めを少し減らすこと、
になると思いますので、少し工夫してみてくださいね。
実はですね、告白します。私もアロエを持っていて、そして、驚きの大きさに
なっています。私は25年ほど持っています。植物キラーな私ですが、
この子だけは生き残りました。ですので、余計に臨場感がありました。
::::::
季節が変わっていく、ただそれだけですが、でもそれだけでもありませんね。
一年の間に4回も季節は変わるのに、世界も日本も変わっているようで変わりません。
戦争や紛争がなくなって、誰もが安心して眠れるような世界になって欲しいです。

空気が澄んできましたね。みなさま良い時間をお過ごしください。

編集・削除(未編集)

ロケットBBS

Page Top