言の葉紡ぎ エイジ
いつの頃からか
言の葉を
紡ぎ続けている
時には虹の模様に編み
時にはケルト文様みたいに
この間はインドの曼荼羅
そっくりに編んでいた
どうやってそんな風に
編むのかと人は聞くけれど
ちょうど木の葉が
木の枝に生るように
言の葉が木に生っているから
美しいと思った言の葉を
一つずつちぎってくる
それをまんべんなく
地べたに並べて
その間に音だけの
ひらがなの言の葉を
散りばめていく
好みで敷物にもできるし
素敵な色の着物にもなるし
光を通すカーテンにもなる
どの言の葉が最適か
注意深く選んでいる時が
最高に幸せなのさ
組み合わせて
美しい響きにするのが楽しい
神秘的な文様にするのも
私の審美眼にかかっている
最後に言の葉で何を伝えたいか
編んで行くのは慎重な作業だ
組み合わせで色んな
メッセージを発信できる
今日もまた
言の葉ひとひら
舞っている