靴を鳴らして 晶子
靴を鳴らして踊るといいよ
時には自分自身の為だけに
伸ばした腕が短かろうが気にしない
お腹が出てても気にしない
踊れないなんて奴に限って
よく鳴る靴を履いてるものさ
踊れないなんて奴に限って
ダンスの定義が御大層
音に合わせてスウィングすれば
自分だけに聞こえる音で
葉っぱだってやっている
誰に見せるでもなくやっている
街灯の下
公園の真ん中
人が見たなら笑えばいいさ
ちょっと羨ましいのなら
一緒に踊ってしまえばいいさ
好きなことは何?
楽しいと思えることは何?
靴を鳴らして踊ればいいよ
悲しかったら悲しくていいよ
それからよく眠ったら
この星のこれからを考えよう