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スレッドNo.3218

冬至 麻月

半分欠けた月の横に
ひときわ明るい
星ひとつ

一番夜が長い日に
木星が会いにやってきた
とおいとおい彼方から
木星がやってきた

ふたりはなにを
語らうのだろう
瞬きほどの逢瀬に
言葉などなく
見つめあうだけで
過ぎてしまう

やがて朝が来て
また離れていった
そのあとに
木星の言葉を
遅れて聞くのかもしれない

返す言葉は
気の遠くなる時間の
あとに

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