冬至 麻月
半分欠けた月の横に
ひときわ明るい
星ひとつ
一番夜が長い日に
木星が会いにやってきた
とおいとおい彼方から
木星がやってきた
ふたりはなにを
語らうのだろう
瞬きほどの逢瀬に
言葉などなく
見つめあうだけで
過ぎてしまう
やがて朝が来て
また離れていった
そのあとに
木星の言葉を
遅れて聞くのかもしれない
返す言葉は
気の遠くなる時間の
あとに
半分欠けた月の横に
ひときわ明るい
星ひとつ
一番夜が長い日に
木星が会いにやってきた
とおいとおい彼方から
木星がやってきた
ふたりはなにを
語らうのだろう
瞬きほどの逢瀬に
言葉などなく
見つめあうだけで
過ぎてしまう
やがて朝が来て
また離れていった
そのあとに
木星の言葉を
遅れて聞くのかもしれない
返す言葉は
気の遠くなる時間の
あとに