年の瀬 大杉 司
気が付けばもう大晦日だ
早かったような
遅かったような
そんな特別な日がやってきた
皆待ち焦がれていたのか
デパートや飲食店はいっぱいだ
そしてどこの道を通っても渋滞
トイレまでも渋滞だ
人っ気の無い店でも
年の瀬を迎えれば栄える
毎日がそうであれと
店の主人は思うだろう
やはり今日は特別だ
吸い込まれる人々を見ると
何か不思議な気持ちになるし
笑えてもくる
暗い顔も明るくなり
皆が笑顔で歩く
こんな日は中々無い
やはり特別だ
物騒な事件や事故があったが
来年は大人しく
何事も無い一年になって欲しいと
僕は心より願う
しかし盛り上がったこともある
WBCやバスケ
二刀流にバレーなど
スポーツでの一体感を感じた
来年も誰が何を起こすのか
どのような記録を達成するのか
流行りや話題が生まれるのか
想像するだけでも楽しい
他にも振り返ることがあるが
それは心の中で話そう
嫌なことも何もかも
後に思い出となる
今年もあと僅かだ
年越し蕎麦を食べて
除夜の鐘を聴いて
明日と言う日を迎えよう