依存 荒木章太郎
ないものに
あるものを
求めるのは
依存の地平を
未だ彷徨っているのだろう
太陽と惑星
月と大地
心と体
親と子供
依存症者とイネイブラー
決して満たされない穴がある
星が割れないと
目を覚ますことができないなんて
なんて深い夢をみているのだろう
人生は短いといふのに
同じ過ちを繰り返す二人は
本当はもうヘトヘトなのに
目を覚ますとは分かるということ
別つ痛みもあるのだろう
寒さが穴に沁みるから
君といたいと思う朝
寂寥の砂をこの胸の穴に流し込む
ないものに
あるものを
求めるのは
依存の地平を
未だ彷徨っているのだろう
太陽と惑星
月と大地
心と体
親と子供
依存症者とイネイブラー
決して満たされない穴がある
星が割れないと
目を覚ますことができないなんて
なんて深い夢をみているのだろう
人生は短いといふのに
同じ過ちを繰り返す二人は
本当はもうヘトヘトなのに
目を覚ますとは分かるということ
別つ痛みもあるのだろう
寒さが穴に沁みるから
君といたいと思う朝
寂寥の砂をこの胸の穴に流し込む