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スレッドNo.3699

つくしんぼう  freeBard

間抜けな私 いつだってヘマをする
待ち構えていた嘲笑が 
ずどんと激しく破裂する   

分厚い衝撃に打ち抜かれ くらくらと揺らぐ意識                                                歪んだ空間の中 逆巻く罵倒と嘲り 非難の嵐 
  
誰も知らない柔らかさに 
言葉の欠片が突き刺さる  
 
迷惑顔した彼らの歪んだ口元に 
優越感が滲んでる 
       
私は平静を装って 
ぼんやりとそれを眺めてる  

次第におんおんと突き上げる赤黒い衝動          
破壊のシナリオ 血が燃える  
          
煙のように肩から昇り ゆらめく憎悪
解き放てよと突き上げる  

                                                        
 ひゅるりと風が訪れる        

                                                                                                                               虚ろな風が吹き抜けて
またひとつ 人のさもしさ弱さを肌で知る  
しかしそれは私とて 身に覚えのある姿  

嗤われるのは辛くとも 
人を嗤って詩を亡くすぐらいなら              
人に嗤われ笑っていたい   

私は独り風に立つ
枯れた荒野のつくしんぼう

花無く 実も無く 色彩無くとも
私は風を知っている

漣立つ 
心の内の水上に
土の筆で舟を刷く 

ほら向こう岸のあの丘に
土筆がひとつ笑ってる

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