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スレッドNo.3757

ひとりの道  理蝶

ちょっとひねくれてるから
きっと散歩が好きなんだ
街の華やぎから遠く
川沿いの青臭い中をゆくんだ

なで肩を揺らし 静かな方へ
誰もいない川沿いを とんがって歩く
平日のしがらみに
足を取られてちゃいけないぜ
ため息の暮らしをやり直す
ひとりの道なんだから

ふいに
丸石だらけの 
優しげな河原に
少年少女が駆ける幻

それはふと立ち上がった思い出か 

それともなんだ
やっぱり僕は寂しいのだろうか

わからない
考えたってわからない
たぶん答えはないさ 
いつか答えにするのさ

幻とは
忘れがたい何かからの言づて
今僕にできるのは
忘れずにそっと胸にしまっておくこと

まっすぐ続く ひとりの道
川沿いで聴く 午後のスピッツ
幻を連れて どこまでゆこうか
風に吹かれて どこまでもゆこうか

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