山雀ぐり様 おめでとうございます 荻座利守
山雀ぐり様
中日新聞夕刊への詩の掲載、おめでとうございます。
詩への感想ですが、「二角形」という発想に脱帽しました。
月と球面上の幾何学(非ユークリッド幾何学というのでしょうか)の組み合わせが斬新です。
また、球面には境界や辺縁がないことが、さびしい二人の心をつなげることのメタファーとなっているようで、巧みな表現だと思いました。
月の呼び名には臥待月の他にも、居待月や更待月など「待」という字の入ったものがあるそうですね。
この「待」という字に、さびしい気持ちが込められているようにも感じました。
発想の斬新さと美しさを兼ね備えた詩だと思います。
今後のご活躍をお祈り申し上げます。