想像と intonation 益山弘太郎
君は 突然 窓のブラインドゥを 上げると
部屋の中から 飛び出してきた
ラトビアの 森林から
果実の実が 塩漬けにされた 花瓶に
太陽の光が 反射している
サウジの砂漠で アカシアは語る
南極のペンギンは 壮健かと
このランプの 下で いったい
何年の月日が 揺らめいている のだろう
部屋の中は 殺伐としてる
人工衛星が 墜落しかねないぞ
君の力で なんとかするんだ
調べなさい って
このオレンジは 何 Carat だ
そのグレープは 何 Ounce か
神の 出る 幕はあるのか
果たして それは ある?
今 舞台は 第何幕を 回っているのだ
さあ 銀河の交差点は
喧騒と狂騒の 大通り
異星人が 果実を狙っている
MIX は 勘弁してくれよ
この星の独立は 保たれるのか?
今 何時 だろう
時計の針は 12 : 00 を 回っている
遠い 昼下がりの 出来事
まるで 50年前の きのうのよう
幸せな 中学生の僕が
生きていた 翌日
かもしれない