回想 埼玉のさっちゃん
大切なことは目に見えない
幸せはすぐ近くにあるのに
失ってから気付く
本当にそう思う
大きな夕陽に見える
幼き頃の自分の姿
今の私に何かを伝えるために現れたのか
何も言わず今の私と手を繋いでいる
不思議な感覚と懐かしさに涙する
今を大切に生きなさい
近くに居る人を大切にしなさいと
幼き自分が教えてくれたように想う
これからは、そうして生きていこう
悩み事の多い人生だが向き合っていこう
しばらくすると
幼き自分が手を振り
夕陽の中へ消えていった
私は眩しさに手をかざし
目的地を決めずにゆっくりと歩き出す
そうしたい気分になる
明日はきっといい日になるだろう