水無川さま
拙作「無差別殺人事件調書」に温かいご感想を頂き、ありがとうございます。
重いテーマと分かっていましたので、否定的に解釈いただくかもと思っていましたのでありがたく思いました。いつも理不尽な事件の報道を見るたび、被害者の運命の理不尽さとともに、このような事件に至る原因を考えざるを得ませんでした。第三次産業、サービス業が主流の現代、昔なら生きる場のあった人も現代ではコミュ障などと言われ、生きる場がない状況があると思います。社会不適応と言ってもその社会がいつの時代も不変というわけではないので、その時勢にはみ出した人もまた理不尽な運命の元にあるのではないか、と、よく思っていましたのでこういうものになりました。運命とは何か、と今後も考え続けると思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。