大変遅くなりました。評と感想です。 井嶋りゅう
7/2〜7/4までにご投稿分の評と感想です。
大変お待たせ致しましてすみませんでした。
皆さま大変ご無沙汰しております。今月から復帰いたしましたので、またどうぞ宜しくお願いいたします。
荻座利守さん、秋冬さん、澤一織さん、この度はピンチヒッターをつとめていただき、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
ご投稿された詩は、一生懸命書かれた詩ですので私も一生懸命読ませていただいておりますが、上手に意味を読み取れなかったり疑問を書いたり頓珍漢な感想になったりする場合もございます。申し訳ございませんがそのように感じた場合には深く心に留めず、そんな読み方もあるのだとスルーしていただけると助かります。どうぞ宜しくお願いいたします。
*****
「なにか ひそむ もの」益山弘太郎さん
益山弘太郎さんこんばんは。
なるほど。実は私も似たような風景の想像をしたことがありました。益山さんの場合は、心の奥底には湖があって、風が吹いて花が咲いて、夜には星々が歌を歌っている、とても美しい風景ですね。最後は、まるで湖面が鏡となっているかのように、自分自身の表面に出てきて、同化していくようなイメージを受けました。内側と外側の同化。人は歳を重ねると、良くも悪くもそのように自然となっていくのかな、などと思っていましたので、そういうところに責任を持って生きて行かねばと個人的に思いました。獣が徘徊するところ、綺麗だけではない感じに好感を抱きました。
*****
「ねむり」相野零次さん
相野零次さんこんばんは。
はじめまして。井嶋りゅうと申します。どうぞ宜しくお願いいたします。
この詩はなかなか良いことを書いていると思います。眠るという行為は脳の整理をしてくれるようですね。悩み事がある時ほどさっさと寝て、あとは脳に考えてもらうと良いそうです。この詩は不眠症というわけではないのかもしれませんが、はい、やっぱり眠らずにすごすのは私も良くないと思います。3連目がとても良いと思いました。毎日リセットしながら生きていくことが出来ればと思います。暑くて寝苦しい夜が続くかもしれませんが、なるべく快適にすごしたいものですね。
*****
「嬢」喜太郎さん
喜太郎さんこんばんは。
例えば、ドキュメンタリー番組などをみて、インスパイアされて書かれたような、そんな印象をこの詩から受けました。人それぞれ生き方や価値観が違いますから何とも言えませんが、刹那が描かれていて切ないですね。とても不器用な女性の印象を受けました。実は案外けろっとしてる女性が多いような気がしたりするんですが、そこはやはり本音など言わないのかもしれませんね。この詩はどちらかというと、当事者からは一歩下がって書かれたような感じを受けました。内面に深く入り込む手前で見た闇、そんな印象でした。もう少し闇へきりこんでも良かったかもしれませんね。
*****
「ウクレレ教室迷子」紫陽花さん
紫陽花さんこんばんは。
妄想に拍車がかかっているとのこと。なるほど、暑いですよねえ。楽しく読ませていただきました。不思議の国のアリスを想像させるようなお話の入り。猫のウクレレ教室に迷い込んで、ウクレレの練習を始める。空想あるいは夢なのかな?と思いきや、名刺もアドレスもある!これは実はTo be continued なのだろうか?まだ終わっていないのかな?などと思いました。紫陽花さんらしいわくわくする素敵なワープ。あったらいいなあ、行ってみたいなあ、とこちらも思う世界。楽しかったです。ありがとうございます。
さて、こちらは「詩」という場所からは少しはなれるでしょうか。絵本のような感触。いや、絵本も詩的であったりしますので、絵本のような感触だからどうというわけではないです念のため。そうですね、今回の作品は、詩的要素が少ないかな?と感じました。どちらかというとお話、でしょうか?お母さんがお子さんに読み聞かせたいお話TOP3に入るかもしれません。そういう意味で、大切な作品だと思いました。よかったらシリーズ化をおすすめいたします。
*****
「立志」理蝶さん
理蝶さんこんばんは。
力強さと人間臭さ、ちょっとした拗ね、希望、未来、想像、創造、闘志ではない燃え、地道、など。この詩から色んな感情を受けました。最後から3連目「この手には〜すずしい!」ここがとても良かったです。何も握っていないということが自由であるという広がりを急に突きつけられたようで、ハッとしました。「いのちは まだ満足していないぞ」この繰り返しもちょうど良いタイミングでリフレインしていたところも良かったです。最後に花束を持った男が登場しますが、ここがちょっと唐突感がありました。この男はもうひとりの自分なんでしょうかね?ここだけ不明なところでした。佳作一歩前といたします。
*****
「悟り 帰らず」森山 遼さん
森山 遼さんこんばんは。
この詩は感覚が合うように感じました。なかなかリズムも良い詩だと思います。「生きる」ということに関して深い味わいを感じました。関西弁?がまたなんだか切なくもあり。肝がすわっている様子も感じられて、読めば読むほど心に浸透してくるような詩だったように思いました。私はインドに行ったことはないんですが、特に問題なく読める詩だと思います。人生の詰まった味わいのある詩でした。佳作一歩前といたします。
*****
「猫のように・・・・」蒼井百合亜さん
蒼井百合亜さんこんばんは。
初めてのご投稿者さんですね。井嶋りゅうと申します。どうぞ宜しくお願いいたします。
コメント読ませていただきましたが、何も変ではありませんでしたよ。私も猫の生き方に憧れるひとりです。犬ではなく、私的にもやっぱり猫かなって。この詩、すごくわかります。ここは強いけどここは弱い、正しさにも互いに言い分があってそう考えるとどちらも正しい、では自分はどうだろう?などと、壁や違和感にぶつかると考えますよね。たぶんそれで良いのだと思っております。進んだり止まったりきょろきょろしたり、そんな感じで生きていきたいなと思います。詩をかたわらに。どうぞ書き続けてくださいね。
*****
以上、7作品のご投稿でした。
どうもありがとうございました。
引き続き、どうぞ宜しくお願いいたします。