三浦志郎様ご感想ありがとうございました。
拙作「石ころ」について丁寧なご感想をありがとうございました。長く生きてきてつくづく思う事を書きました。世の心理学者は性格は変えられる、と説きます。でないと皆さん前向きに生きられないからか、と私は思います。私は自身についても出会ってきた沢山の人々を見て、そう思わないのです。芥川は性格は運命である、と言いましたがそれが真実と思うに至っています。いい性格に生まれた人はそれだけで天の祝福を享けた人、でも世には自分の意思でなく性格、人格障害を持って生まれたり極端には生まれながらのサイコパスという人も稀ではありますが、存在します。そのような宿命だけでなく、誰もが自分の資質を選べない。すべては外因ゆえで内因ではないと思います。天才に生まれた人もなみならぬ努力をしなければなりませんが、ろくでもない資質ばかり天に与えられた人の人生は誰にも認められず不運の人生を余儀なくされる場合が多い。昔ならそれも分と心得て諦め、受け入れて生きたと思いますが、現代はそのような心持を持つのは難しい時代です。天運に恵まれなかった人はどう生きるのか。実は投稿作と末尾は現在変えました。実体験から、変えられず変われなかった悲しみを描きましたが、改作して、それでも石ころとして恥じずに生きよう、という風に。(表現は抽象化しましたが)運命は宿命とは違う。文字通り、命を運ぶのだ、と思いを転換しました。今後もこのようなテーマで書くと思います。長文失礼、又、よろしくお願い申し上げます。