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スレッドNo.438

いただきます 紫陽花

ぬか床から茄子を取り出した
掴み方が乱暴だったのかな

茄子がきゅーって鳴いた
美味しそうだった茄子が

きゅーって鳴くから
まだ、お皿に乗せたまま私は
ちょっとシワシワになって
頼りない茄子に話しかけてる

ド ウ シ タ ノ ???


先週のこと、茄子はお友達のとこからやってきた
丸くて極上の紫
傷ひとつないピンと張ったお肌の美しい茄子

澄ました顔で私のボウルに入る

ぬか床の準備はできてるよ
ふかふかほんわり味噌の香りがする私のぬか床

さあ、茄子よ 入ろうね
ぬか床を少し掘って

ゆっくりおやすみって声掛けた
茄子の眠りはゆっくりと
1週間くらいぐっすりと

毎朝そーっと起こさぬように
ぬか床ベッドを整えた

そんな可愛い可愛い茄子を
私はやっぱりどうして食べられようか

いやいや、食べたい、美味しそう

そうだ、この詩を捧げよう
そしてきっと成仏した茄子を
大事に大事に頂こう

編集・削除(編集済: 2022年08月08日 11:59)

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