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スレッドNo.4463

「幸せな爺さん」

雨の日だ爺さんが窓辺に座っている
日がな一日呆けた顔だが爺さん至って幸せ
のんびりするに越したことはないわいと
至って呑気で健康
悪魔だってこの幸せは壊せないぞと思わずつぶやく
しかしそうなると面白くないのが悪魔
爺さん何ももって無いじゃないかと思っている
こんな爺さんに幸せになられたんじゃあ悪魔はやってられない
爺さん何とか不幸にしてやろうと悪魔は思う
この爺さんに欲を起こさせようと思った
美女やみずみずしい果物
うまそうな肉
いっぱい出してやった
爺さん欲に溺れるだろう
そして幸せ失くすだろう
悪魔は悦に入った

爺さん案の定美女に目がくらみ食い物に我をわすれる程じゃった
しかし爺さん足りるだけ楽しむとすっかり欲を無くしてしもうた
ことが終わると爺さんまたもとのように
窓辺でのんびり呆けるのじゃった
お腹いっぱいで今度は眠りもするるのじゃった
爺さんはもとのように呆けたようにのんびり
雨の窓辺の一時を楽しむのじゃった
爺さんは幸せそうじゃった
悪魔はこの爺さんには負けたわいと思ったが
爺さんが可愛く思えるのじゃった
じいさんは悪魔のことも知らず
美女と食い物のこともなんとも思わ宇
相変わらず窓辺で呑気に幸せそうにしておるのじゃった

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