明日はタンポポになろう cofumi
階段を降りると
朝が床に反射していた
鞄に詰め込むのは
表紙がボロボロの
真っ白なノートと
背の高い鉛筆
描きたい風景
書きたい言葉
あったはずなのに
涙の跡だけが
ポツポツと
道端に咲く
数え切れないほどのタンポポ
悪戯に摘まれてしまうかな
誰かに踏まれてしまうかな
それも運命なのかな
綿毛になって飛んでゆけたら
あの空高く
どこまでも
そうだ、タンポポになろう。
このノートには
悲染みがいっぱいだ
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