雨音様、「怨念」に関する評と感想をありがとうございました。 秋乃 夕陽
雨音様、「怨念」に関する評と感想をありがとうございました。
この作品に興味を持っていただき、誠に感謝しております。
この詩の冒頭についてですが、以前こちらへ別の詩を載せたところ、他の方から読み手側の負担にならぬようあまり重みを持たさずあっさり描いたほうが良いとの指摘があったため、今回その批評を素直に取り入れてそのようにしました。
また、あくまで導入部分であり、二連目から続く出来事のほうが重要度としては高かったため、そちらに重きを置きました。
しかし、雨音様のご指摘通り、湯気を伏線に使うのも終連に効果的に働くので良いかもしれませんね。
また後の詩のために参考にさせていただきます。
三連目の女性が登場してから席に座るシーンですが、これは割とあっさり描いているので、問題ないかと思います。
経験上、人によってはもっと詳細に描くように指摘される方もいらっしゃるかもしれません。
それから八連目から十一連目にかけては、「主人公が会計をすることで話を遮られたから(女性は)怨念を送ってきたのか、それは主人公が読んでいた源氏物語の幻影を負っていたせいなのか」、わからないほど不可思議な出来事であり、この混ぜ合わせた不気味な感じがまさしく「怨念」として鍵を握るこの詩の肝だと確信しております。
書き手側が親切丁寧に書き加えてしまうよりも読み手側がさまざまに想像して解釈する余白があっても良いと思っています。
このように色々書かせていただきましたが、雨音様にこの詩を好きだとおっしゃっていただけたことは本当にありがたいことですし、これからもなにとぞよろしくお願いいたします。