遠い日のアルバム ふわり座
遠い日のアルバムで
どうして涙零れるの?
変わらないはずさ思い出なら
いつだって笑っていたはずさ
偽りの笑顔見せるより
心から本気の涙流そうよ
愛を叫び
憎しみを切り刻み
夢を忘れずに
情熱を抱きしめよう
繰り返し鳴り止まない鐘の音のように
チクタク時が刻まれてゆく
そうしてアルバムは色褪せる
薄れゆく月
消えゆく虹
落ちてゆく流れ星
みんなみんなアルバムに詰まってる
過ぎ去っていった季節も
溢れ出る思い出も
アルバムという名の玉手箱に詰め込んで
詰め込んだものはいつでも新鮮で
思い返すとまるで
昨日の事のように感じられる
もしも僕がロボットだったなら
ご主人様にリモコンのボタン一つで
記憶をリセットされてしまうだろう
人間の大切な記憶は
一生涯残るものも少なくない
そういうものを人は
思い出と呼ぶのかも知れない
色濃く残るものが
慈しみの目でこっちを見ている
僕はそんなに弱くないよ
これからもたまには
お前に目を通し
抱いて眠ることもあるだろう
そんな時は宜しく頼むよ
遠い日のアルバム
お前はいつまでも
かけがえのない親友だ