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スレッドNo.4791

三浦様 評のお礼です。  荒木章太郎

 いつも、深く読んで下さりありがとうございます。本作は宗教色が強くなることを恐れて、表現を自粛してしまったことで、分かりづらい作品になってしまいました。キリスト教、特に聖書に書かれている意味での「父と子」のテーマが中心にあり、そこに付帯する、人間の不条理、不完全さや愚かさをユーモラスに表現したかったのですが力不足でした。ここは、怖がらずに宗教的な部分もしっかりと描けばよかったと後悔しています。
「はじめに言葉ありき」と聖書に書かれているように、人類は言葉を持ち、意識を持ち、空想や信仰を持ち、文化、社会システムを作って進化しました。本作ては、神についてはキリスト教の概念に絞り込みました。神(父)の子であるという概念を持った人間が、さらに科学を発展させて神を越えようとする。昔はバベルの塔を作って天に辿り着こうとして失敗しますが、現代は人工知能を作って神を越えようとします。しかし、所詮は人間。その生命体の枠組みだけに捉われて、世界を構築しようとしている間に、宇宙では地球外にいる知的生命体と天使が手を組んで、全く人間の発想を超えた世界を構築すると言う話でした。

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