星に告げる 上田一眞
漸く たどり着いた北の街
小樽
あの懐かしい小高い丘の上に立つ
夜露が冷たくて
震えながらも見上げる夜空
天空は星々の輝きに溢れ
清澄な
北極星のひかりが胸を刺す
星空は
こころのカンヴァス
いにしえのギリシャ人の真似をして
星と星を繋いでみる
上手く線画は書けないけれど
遠い日
島へ去ったある女性への想いを
静かに辿る
いにしえのある日
小樽の丘で
ともに見上げた 北斗七星
まだ若く
ひとのこころも解さぬ未熟者
どうか私の迷いを許して欲しいと
星に告げる
漸く たどり着いた北の街
小樽
あの懐かしい小高い丘の上に立つ
夜露が冷たくて
震えながらも見上げる夜空
天空は星々の輝きに溢れ
清澄な
北極星のひかりが胸を刺す
星空は
こころのカンヴァス
いにしえのギリシャ人の真似をして
星と星を繋いでみる
上手く線画は書けないけれど
遠い日
島へ去ったある女性への想いを
静かに辿る
いにしえのある日
小樽の丘で
ともに見上げた 北斗七星
まだ若く
ひとのこころも解さぬ未熟者
どうか私の迷いを許して欲しいと
星に告げる