心の声を 司 龍之介
誰も聞いてくれやしないのさ
自分の心の声なんか
自分にしか聞こえないのさ
誰かが私を理解してくれるって?
だけど本当に自分を理解してあげられるのは
自分だけなのさ
伝えたいことがあるなら
言葉で伝えるという方法がある
思ってるだけじゃ
言いたいことは伝わらないのさ
感情は読み取れても
どうしてほしいのかは
よほど共に過ごさなければ
分からないのさ
時間を多く共有したとしても
相手のことが分からない時がある
そんなものさ
一人ひとり育った環境も考え方も
経験も遺伝子も違うんだから
誰も自分のことは
分かってくれないかもしれない
だけどそれでいいんだ
せめて自分だけは
自分の心の声を聞いて
理解してあげよう
でなけりゃ寂しいだろ