わくわく缶缶
この缶缶のなかはね
僕が わくわくすることが
たっくさん たっくさん
はいってるんだよ
詩や 映画 音楽 恋に
朗読 お芝居 エトセトラ
そして あのひと このひとも
あれや これやで それ これや
この缶缶 持ってると
どんな悲しいことも どんな辛いことも
なんとか なんとか
なってくよ すぎてくよ
あおぞら 太陽 草木や花々
ワンチャン 猫ちゃん
みいんな みいんな
この 缶缶のなかで うたって
おどってる
どんなに深い 暗闇を彷徨っていても
どんなにおもい 傷を負っていても
この缶缶は いつも かならず
あかりを灯してくれる
それが とても 微かなかすかな ものであっても
暖かく あたたかく
いつも ぼくを 包んでくれるんだよ
そして このいのちが 潰える そのときも
この缶缶を しっかりと しっかりと 抱いて
わくわく わくわく しているよ
きっと きっと