三浦志郎様、評のお礼です。 妻咲邦香
三浦志郎様、「古城のある岸辺」に評をいただきありがとうございました。
確かに二元論はよく使います。自分でもわかっていながらついつい、といった感じで、恋愛に絡めるのもそうですが、書く時にレトリックよりも物語が先に出て来てしまうと私の場合どうしてもこうなります。癖みたいなもので。
今回も題名に苦労しました。まだしっくり来ていません。古城はつまりその二元論に終止符を打つ存在として表現しました。媒介者といいますか、そのどちらでもない者としての、双方を導く象徴としての比喩です。なので余計に題名が説明的で嫌だなあと感じてしまうのです。
佳作をありがとうございました。また次回よろしくお願いいたします。