評の御礼。 Osada
青島江里様。
拙作「風の通り道」への評をありがとうございました。
この作品は、初めは架空の女性が登場して、些かロマンチックな作品になりそうだと
思いながら書いていたのですが、いま一つリアリティがないし、上手く書けないので、
途中から方針を変えました。
現実の、舞台となった蜜柑畑や丘を想起した時、初めに思い浮かぶのは決まって作品中
に書いた家族のエピソードだし、何十年も前からそうだったことに気付き、そういう
自分の記憶や気持を素直に書いた方がいいのでは?と考え直しました。
結果に自信は全く無かったのですが、好意的な評を下さり感謝しております。
また、第八連の「…飛び立ち」は「…飛び立つ」の方が引き締まるとのご指摘は、見直
してみて確かにそうだと思いますので、「…飛び立つ」に変更いたします。
どうもここを書く時、第一連の初めの三行をそのまま反復すればいいのだ、と決め込ん
でしまっていたようです。こういうところに気付かない未熟さを痛感すると共に、
ご教示をいただいて大きな成果を得たと思っております。
では、またよろしくお願いいたします。