俺が創るのは君の額縁 荒木章太郎
君は服を脱ぎ
惜しげもなく
デッサンのモデルになる
俺は服を着込み
物惜しみして
裸にすらなれず透明になる
肌に常識の定規を当て線を引く
精密画なら面目は立つが面白くはない
傷ひとつない自画像を描く為に
刺青を彫るなんて
世間が「あるがまま」を求めていた
俺は自己啓発で磨いた
あばら骨を取り外して
額縁になることにした
君の心を映すために
君のアートをハートで受ける
君は服を脱ぎ
惜しげもなく
デッサンのモデルになる
俺は服を着込み
物惜しみして
裸にすらなれず透明になる
肌に常識の定規を当て線を引く
精密画なら面目は立つが面白くはない
傷ひとつない自画像を描く為に
刺青を彫るなんて
世間が「あるがまま」を求めていた
俺は自己啓発で磨いた
あばら骨を取り外して
額縁になることにした
君の心を映すために
君のアートをハートで受ける