雨音様 評のお礼です。 荒木章太郎
雨音様、本作「地図を作る」を評して下さりありがとうございました。貴重なご助言痛み入ります。
私は、油断していると、自分がみて感じたものを他人も同じように見て感じていると思い込んで話す所があり、人と話が噛み合わなくなることもあります(笑)。実際に私が見ていたのは月に照らされる羊雲でした。夜に見えるその雲は羊雲とは言わないみたいですね。
本作は、ダイナミックな地図の話で、世界を天と地で対比させた詩です。どうしても人間を羊に喩えたかった。羊雲と羊の群れ、はぐれ雲と一匹狼。これらの対比が表現したいテーマでしたので、何もこの詩を夜にする必要はありませんでした。私の脳の構造では、バラバラに繰り出すイメージをまとめたものを、更に再構成しないと人に伝わる詩になりません。推敲と音読を怠けてはいけませんね。