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スレッドNo.5469

またね  白猫の夜

貴女が私を見なくなって
久しく経ったある日のこと
貴女はあっと言う間に首を括った

息絶えようと一生懸命頑張った貴女の
首に巻き付く縄をほどいて
羽のように軽くなった貴女を
埃を払った床にゆっくりと寝かせて

込み上げてくるのはどす黒い怒り
怒髪天を衝く程の憤り
食い込んでいた縄の痕に
ぎゅっと眉根を寄せて息を吐くの

淀んだ空気に混ざる
貴女の残り香に
うすらと微笑みが浮かぶけど
それもきっと薄れていって
世間は貴女を忘れてしまうのね

私の唯一は貴女だけ
貴女が笑えない世界なんて
さっさと滅びてしまえばいい
だけど
だけど貴女は
こんな世界を愛してしまうの

愛してしまって
疲れてしまって
どこにも居場所がなくなってしまったの

だからね わたし
待っているわ
貴女が再び世界に来るまで

私は貴女の友人だから
貴女だけの特別だから
イマジナリーフレンドなんて大人は言うけど
友人であることに変わりはないの

だからね わたし
待っているわ
貴女が再び笑いかけてくれるのを
元気な産声をきける日を
心の底から待っているわ

今はおねむり
愛しい人

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