感性のピース 松宮 定家
すっかり窮屈になった本棚
ガラス戸の向こうには
幽玄と混沌が広っている
それは、作者の生きた証
それは、読者の生きた証
どちらも、その人を象るパズルのピース
作者が消えてなくなった後
尚も輝く
彼や彼女の道しるべ
読者が消えてなくなった後
傍らに残る
彼や彼女の断面図
パズルのピースが増えるほど
奥深くも、明快で難解に、
なっていくのだろう
今宵も本棚と言う名の額縁に
そっと、ピースをはめ込んだ。
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初めまして、 松宮 定家 と申します。
初めて投稿させていただきました。
よろしくお願いいたします。