だっそうけいかく! 白猫の夜
洗濯物が揺れるのを
窓の中から眺めます
しっぽを揺らしてゆらんゆらん
黒いしっぽがゆらんゆらん
飛ぶ鳥の動きを追いかけて
とてとてとてん
とてとてん
風に舞う木の葉を追いかけて
とてとてとてん
とてとてん
なんて面白い景色でしょう!
透明な窓に反射して光る
太陽のあかりも素敵なの!
一緒に住んでいる同居人さんが
窓を開けた時に吹いたかぜ
少し雨の香りが混ざった
涼しげで自然いっぱいの風
隙あり!
とてとてとてん
とて とてん
これが地面というもの
思ってたよりも固いのね
小さな悲鳴と軽快な笑い声が
耳をくすぐったすぐあとに
ひょいっと抱えられて
またまた窓の中に逆戻り
それでも今日ははじめての
お外に出られた記念日なの!
しっぽを揺らしてゆらんゆらん
黒いしっぽがゆらんゆらん
ねえねえ あたしの同居人さん
またまた隙をみせないかしら……?