今からあなたに呪いをかけるわ 白猫の夜
今からあなたに呪いをかけるわ
たとえこの身が裂けてしまって
地獄の業火に焼かれようとも
声高々にわらってみせるわ
あなたはどうか何も知らず
塵芥のまま生きていて
私を手酷く叩いたその手で
選択肢をも押しやって
改心なんてしないで頂戴
きっと変わってくれるだなんて
信じて信じて疲れきったけど
ようやく軽くなるところなの
だから私の決心が揺らぐこと
善性の片鱗は見せないで頂戴
地雷をばらまくあなたでいて
被害は多ければ多いほど
十王の審理が重くなる
地獄の底が近くなるから
あなたはどうかそのままで
焦熱地獄なんて生ぬるいから
どうか阿鼻まで堕ちていって
今からあなたに呪いをかけるわ
刺し違え果てんと私が一緒に
あなたを地獄まで連れていくわ
そうして私は奈落の底へ
人を呪わば穴二つ
すでに墓穴は用意したの
それまではどうぞお花畑で
ちゃちなままごとであそびあそばせ
それまではどうぞ夢の中で
覚めない夢をごらんあそばせ