水無川 様 評のお礼です。 荒木章太郎
本作「宇宙人」を丁寧に読んで下さりありがとうございました。佳作の評を頂き嬉しいです。この作品のホラー性の背景として、「思春期の病」を表現したかったです。主人公は「火星人である」という彼女を「精神の病になった(気が狂ってしまった)。」と疑っているのです。ですので、「昔の宇宙人のように?病院に捕らえられて、薬漬けにされるのでは」という不安が読み手に伝えきれませんでした。「ホルマリン漬けの宇宙人」とすれば、「ホルマリン漬け→ドーパミン漬け→許嫁」と韻を強調できたでしょうか。いいや、第六連の「許嫁」はレトリックに拘ってしまい使用した言葉でした。もっと精進致します。