祈りの声 ゆづは
言葉を飾り 華やかに
その響きに
酔いしれることもあるけれど
痛みを包み込む
柔らかな布のように
脆く傷ついた心を守るための
詩が纏う光もある
孤独の闇を照らす月のように
言葉は仄かな輝きを放ち
誰かの傍らに寄り添って
詩は密やかな祈りに似ている
捧げることで その意味が宿る
想いの欠片を温めると
世界はほんの少しだけやさしくなる
たとえそれが
ひとり虚しく響いても
届かぬと思った声が
自分の胸に沁みて
沈黙を溶かすのなら
私は信じて書き続けよう
月影に隠した心を
鏡の水面に映すように