追われる夢 こすもす
夢を見た
今日もまた
目が覚めると
体から汗が吹き出ていた
何かに追いかけられている夢
逃れようと必死に走る
後ろを見ずに
ずっと
怯えていた
恐れていた
追いかけてくるものは何だ
気づいた
それは焦りだと
何に焦っているのか
自分の思うようにできないことか
他人から受けた言葉か
ひたすら
自分に問い続けた
ある時
心に光が差す
すぐにできないからといって
焦るのはやめよう
他人の言葉に反応して
焦るのはやめよう
まず
自分にできることを見つけ出そう
そして
できることから始めよう
私を
追いかけていたものは
幻に過ぎなかった
もう
夢にうなされることは
ないだろう