さち じじいじじい
「あそぼうよ まだあかるいよ」
ふりむくと どこのこだろう?
みたことないこがいる
ふるいふくをきたおんなのこ
バアバのちいさいときのしゃしんみたい
ふるいしゃしんからとびでたみたい
そのこはわたしたちとおなじ9さいといった
でもなんかちいさいんだ やせているんだ
なまえはサッちゃんといった
サッちゃんのひだりホッペにきりきずがある
かくれんぼ おえかき いろいろあそんだ
「もうくらくなるからかえるね」といったら
かなしそうなかおした
サッちゃんに「バイバイ」といったら
さみしそうに「さよなら」といわれた
そしてスーッときえた なんだったんだろう
おともだちとわたしはふしぎにおもった
いえにかえってママにサッちゃんのおはなしを
したらママはなきだした
ママはバアバのアルバムをもってきて
バアバのちいさいときのしゃしんをゆびさした
そこにはサッちゃんがうつっていた
ひだりホッペにキズあるサッちゃんはバアバだった 「バアバだ!」わたしはなみだあふれた
バアバがあそびにきてくれたんだ
わたしはしゃしんのバアバをみながらいった
「サッちゃん ありがとう」
しゃしんのバアバはわらってくれた
ママがバアバななまえは「さち」とおしえてくれた