夜景 上原有栖
背伸びして計画を立てた
夜のデートは
いつもより特別だけど
今日という一日が
人生のこの瞬間(とき)限りなのが
僕には少し不満でした
高台から見下ろした
輝く夜の街の先
遠くのビルヂング 赤い点滅が
左胸と同じリズムで瞬きしてるよ
「綺麗な光だね」
彼女が吐いた感嘆と
二人で見つめた夜景の美しさに
僕は思わず唇を噛みました
早くこの夜が明ければいいのに……と
背伸びして計画を立てた
夜のデートは
いつもより特別だけど
今日という一日が
人生のこの瞬間(とき)限りなのが
僕には少し不満でした
高台から見下ろした
輝く夜の街の先
遠くのビルヂング 赤い点滅が
左胸と同じリズムで瞬きしてるよ
「綺麗な光だね」
彼女が吐いた感嘆と
二人で見つめた夜景の美しさに
僕は思わず唇を噛みました
早くこの夜が明ければいいのに……と