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スレッドNo.6397

君への恋と愛  相野零次

君と見つめ合うと瞳に身体が吸い込まれていった
それはとても不思議な感覚で
例えていうなら秋のつむじ風が回りながら優しく包んでいくような心地よさだった

愛しているよと僕は言った
愛あるところからしか愛は生まれない
だから僕は何度でも愛を口ずさもうと思った

宇宙の果てから君の瞳の奥にいる僕まで
数万回の愛の言葉が集約されて吸い込まれていった
それはとても心地よくて
例えていうなら母の胎内へもう一度戻るようだった

恋を忘れちゃいけないよと君は言った
恋のどきどきが心臓を生かしているんだと君は言った
そこかしこで誰かと誰かがキスをしていた
みんな恋をしていた
恋をしているもの同士がキスをするのは当たり前のことだった

僕は君にキスしようと思った
君にまだ早いと断られた
発見できていないと言われた
君の心に存在する僕への恋を見つけないといけないと言われた

難しいんだなと思った
でもみんなそうしていると君は言った
僕は必ず君にキスをする
そうして君への恋を育んでいくのだろうという
そんな予感がした
白日の太陽のもとで君への愛に正直に生きていこうと思った

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