評ですね。10月27日ご投稿分 雨音
「喫茶店#蕭雨」Emaさん
Emaさん、大変遅くなって失礼いたしました。ごめんなさい。
よく見落とすもので、すごく注意しているのですが、またやってしまいました。(前科が何回あるかわからないくらい^^;)
どうぞお許しくださいね。
こちらの作品、とても素敵でした。日常のひとコマを丁寧に描かれた柔らかさが心に残りました。
コーヒー、雨、私、という三つの関係をつなげていく喫茶店という存在の温度も質感も色合いもとっても優しく伝わってきます。何よりも、書きすぎず、一定のリズムで、淡々と書かれていることが温かみを引き立てていると思います。中でもコーヒーの描写が心地よく続いたのですが、雨のさりげなさが非常に良かったと思います。
この作品はこのままで完成形で何も直すところはないのですが、あえていうなら、何にも属さなくていい私というものについてほんの少しだけ掘り下げてもいいかもしれないです。この言葉は、コーヒー一杯分の時間、ささやかな時間の間に、何にも束縛されない自由な自分がいるということですよね。この気持ちすごくわかります。きっと共感される方が多いと思うんです。その自由さをコーヒーの描写の隙間にチラッチラッと入れてみるというのもありかもしれません。そしたら、私みたいに「この気持ちわかるなあ」と思っている人が、もっとワクワクしたりそわそわしたり、私もこういう時間を作ろうと思ったり、そんな気持ちになるかもしれません。と、書いたものの、この作品はこのままで十分素敵なんですよ。なので、これから次の作品を作るときの参考にしていただけたら嬉しいです。
Emaさん、これからも楽しみにさせていただきますね。