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スレッドNo.6486

雨音様 評のお礼です。  荒木章太郎

拙作「母の惑星」を読んで下さりありがとうございました。佳作の評を頂き嬉しいです。しかし、分かりにくさについてのご指摘を受けて、改めて振り返ると、個性では済まされない課題があると感じました。どうやら私には、「自分が思っているように相手も同じように感じている」という傲慢な思い込みと、読み手が「私の言いたいことは汲み取ってもらえる」という甘えがあることに気づきました。
 最終連の愛の形(システム)がこの詩の主題です。「母の脳、家族、社会、惑星、宇宙は全てシステムで、これらは互いに関係している」「システムは異質なものを排他するか取り込んでしまいがちである。システムの変化は痛みを伴うので避けがちである(旧態が安定を目指す理由=天動説が複雑になりながら長い間生き残った理由)」これら二つのテーゼが私の中のコモンセンス(共通認識)となってしまい、今回の欺瞞な思い込みの一つとなりました。そしてシステムがそういうものだからこそ、家族が愛する母を見捨ててしまう恐れや罪悪感は、きっと読み手が読み取ってくれるという甘えの部分となりました。この詩とは、今後も向き合ってみたいと思います。

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