評ですね。11月21日〜24日ご投稿分 雨音
すみません。仕事の都合でお先に失礼させていただきます。
「珈琲豆」小林大鬼さん
小林さん、こんばんは。お待たせいたしました。
冬がやってきますね。
なんだか絵本の中の出来事のような、秘密基地のようなそんな珈琲店での出来事があたたかく伝わってきます。まるでカップからゆらゆらと立ち上る湯気のようでとても素敵。
季節の流れや店内での様子、二人のやりとり、とても良い構成になっていますね。特に「店のシャッターが降りてから」から後の部分がとてもよかったです。甘めの佳作を。
少し注文?させてくださいね。この作品はこのままでも十分素敵ですが、もっと良くなるかなあって感じたので書いてみます。
まず、言葉の重なりを少し見直してみてください。「店内」「店主」とか。それから、「店主」という言葉は後半とても大切なキーワードになるので、前半に少し多出しすぎた感があります。彼(もしくは彼女)とか、少し言い換えてみると良いかなと思いました。また店の中や窓の外の描写(彼にも僕にも関係ない何か)が少し入ってくるとそこに少しふくらみのようなものが生まれて立体感が出そうです。主軸から少し目を逸らす感じ、ジャズなら、ジャズのイメージを加えてみるとか、ちょっとした寄り道みたいな感じです。
珈琲豆っていうタイトルがまたなんだかすごく幸せな感じでした。
「ごめんね」じじいじじいさん
じじいじじいさん、こんばんは。お待たせいたしました。
くま、ですね。
そうですね。くまにはくまの言い分があるでしょうね。原因は人間が作り出していますから。物事にはいろんな見方があるんだよ、ということがとても大切なメッセージとして伝わってきます。佳作一歩手前です。
じじいじじいさんが実際にお孫さんとか小さなお子さんとの会話をして生まれた作品、小さなか方たちととお話ししながら書かれた作品ならこのままで良いと思います。もしも、じじいじじいさんが子どもの気持ちを想像して書いているようでしたら、以下、あくまでわたしの感じたことですので参考程度にしてください。何度かお伝えしているのですが、ひらがなで、子供目線で書かれているけれど、どうしても大人が書いている、大人目線を感じる部分があります。大人がこういったから私はこう思った、とはなっていますが、本当に小さな人たちはこんな風に思うかな?と感じてしまうのです。それは多分、こんな考え方もあるけど君はどう思う?みたいな提案だけで終わらずにその先の結論づけまで話が進むからかもしれません。子どもに読ませるのならば、そのゆとりというか揺れ幅みたいなものがある方が柔軟です。この話の焦点は「自然を大事にする」ことを伝えたいのだと思いますので、森を大事にする、どうしたら大事にできるのかな、そうしたらくまだって悪者にならずに済むのに、くらいでいいかもしれません。そうしたら子どもたちは自然を大事にするにはどうしたらいいんだろうと考え出すきっかけが生まれます。ただただなかよくしようねを短絡的に信じてしまう子供がいるとちょっと危険かもしれませんね。
「絵のへたな絵描き」人と庸さん
人と庸さん、こんばんは。お待たせしました。
絵のへたな絵描き、とても良い作品ですね。まるでダリに代表されるシュールレアリズムを文字にしたような作品だと感じました。佳作です。この作品は構成などとてもよく考えられていると感心しました。すごく不思議な世界なのに、妙に納得してしまうような説得感があり、同時に不思議な世界に迷い込んでしまったかのような臨場感もありました。
一つだけ。真ん中の散文風になっているところは句読点を使ってもいいかもしれません。少し読みにくいかな。けれどこの部分がこの作品の底力というか味わいが深い部分なので、このままだともったいないなとおもった次第です。
これは確かに不思議な感覚のストーリーなのですが、なんだかこんな感じすごくわかる、と思う方もいらっしゃるんじゃないかな。わたしもそうでした。
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季節が変わりますね。
みなさま、お健やかに年の瀬をお過ごしくださいね。