矛盾
雪の降る中 参考書を片手に歩いている
新年を迎え街中は近所の神社へ参拝と思われる人々で賑やかだ
そんな雑踏を無視する様に私は図書館に向かって歩いている
「私だって正月くらいのんびりしたい」
本心はそうだが状況がそれを許してくれない
希望大学C判定の私には正月なんて禁句だ
絶対に受かってやる!絶対に受かってやる!
来年の正月はのんびり仲間とすごすんだ!
そんな思いの受験生にとって
雑踏は目障りでしかない
「のんびり歩くな!端によれ!どっか行け!」
八つ当たりの独り言がでそうだ
早く合格して自由になりたい
そんなこんなの嫌な正月だ
「どうぞ神様 合格させてください!」
??「どうぞ神様?」
私は矛盾しているな
神様に合格祈願をつぶやくなんて
初詣に向かう雑踏の集合体と一緒じゃないか
そう思いながら合格を目指す支離滅裂になった
私自身を私は笑った
こんな思いの正月は一生に一度でたくさんだ