夜の窓辺 さくたともみ
開けっ放しにした窓から
つんと冷えた風が遊びに来る
孤独な車が遠くを走り去った
孤独な虫がそこらの草むらで唄っていた
星らはざわざわ騒いでいた
月明かりはぼんやりしていた
雲はそろりそろり、忍び足をした
密やかに運ばれてくる友人たちは
みんな寂しがりやのおせっかい
ひとりも哀しいも話しかける合言葉
孤独に酔っては嘆き
そっと誰かを労わって、他人を思い涙した
彼らは隣人
深い寂しさが見えない根っこで繋がっている
優しい優しい夜の窓辺
開けっ放しにした窓から
つんと冷えた風が遊びに来る
孤独な車が遠くを走り去った
孤独な虫がそこらの草むらで唄っていた
星らはざわざわ騒いでいた
月明かりはぼんやりしていた
雲はそろりそろり、忍び足をした
密やかに運ばれてくる友人たちは
みんな寂しがりやのおせっかい
ひとりも哀しいも話しかける合言葉
孤独に酔っては嘆き
そっと誰かを労わって、他人を思い涙した
彼らは隣人
深い寂しさが見えない根っこで繋がっている
優しい優しい夜の窓辺