姿 aristotles200
善と悪
白と黒
それぞれが、人により異なる
烏は黒い
黒さにも色々ある
火は熱い
熱さにも色々ある
墨色の烏は黒い
映像の火は熱い
間違っていない
二元という
鎖に縛られ生きている
全てを
そう見て感じ、判断
白黒しか選択肢がない
善悪なら善を選ぶ
それでも
その善が、本当に善であるかは
知らない
この積み重ねで進むと
必然
善の人
善の世の中で満ち溢れる
そうはならない
それでは
二元、どちらも間違いではない
すると
選択が止まる
白と白、どう選択出来得ようか
ではない
白と黒、善と悪
そうなる前の原初
混沌の時が本質
白に黒を見て
善に悪を見る
一元から始まり一元に終わる
再び
終わりの一元から始まりの一元へ
紡いでいく
今、二元という
鎖は断ち切られた
全てを
そう見て感じ、判断
現象とは
突き詰めれば一つ
選択ではない
元よりそこに在り続けている
そこに、真の人間の姿を見る
そこに、本当の世界を知る
炎に包まれた街の上を
烏が一羽
飛んでいく