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スレッドNo.7068

命の色彩  ゆづは

あの冬の日 その瞬間
音を失っていた
産声さえ 聞こえなかった

瞳も肌も 黄色く染まり
片腕に収まるほど 小さくて
二千四百グラムの
精巧な人形のようだった

透明な壁の向こう
幾本もの管に繋がれ
全身の血を入れ替え 繋ぎ止められた
あまりに脆い ただひとつの命


あのとき
触れるのも怖かった指先は

細く 長く しなやかに
鮮やかなネイルを 
その身に纏う

軽やかな笑い声を
春風に乗せながら
自分だけの自由な色を 
何度でも塗り重ね

その指は 確かに
眩い未来へと 伸びていく

編集・削除(編集済: 2026年03月31日 04:19)

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